ゴニンカンのルールは、いわゆる基本ルール以外は、各地域、プレーヤー同士の取り決めによって自由に決められています。
ですから、地域によっては違いが多少あります。
世界選手権大会では、それらの違いがあるルールについて、ルールや次の事項のように世界選手権大会公式ルールとして定め、競技が行われています。


競技上の注意事項
1 札の配り役の決め方 場に置かれた(伏せられた状態の)トランプを6人がそれぞれ1枚ずつ引きます。 数が一番小さい人が配り役となります。時計回り(右回り)の順にトランプを配ります。 2 関係を明かした時点で  関係組が並んだ場合は、右の人が右へ一人飛んで席を移す。(まき役をはずす)  二重関(一人が役のエースとジョーカーを持つこと)の場合は、役のエースとジョーカーを伏せて場に差し出し、  右手二人目(まき役の場合はさらに右隣)と関係となり、その関係となった人は手札10枚を伏せて場に差し出し、  無関係の一人がその中のカード1枚とあらかじめ差し出された2枚のカード(エースとジョーカー)の  1枚を入れ替えてゲームを進行する。四ポージョー(関係組がエース4枚、ジョーカーを持つ状態)が判明しても  そのまま進行する。 3 反時計回り(左回り)の順にトランプを打ち出します。 4 1戦目(ショカン)での「ジュウロク」は無効。 5 初おどりはありません(関係・無関係に限らず1巡目にジョーカーを出すこと。) 6 ふかし、ありぎり、間違い打ち、手元から絵札を落として相手に見られた場合は、その時点で負けとなります。 ふかしとは、出すべき場面で出すべき札を出さないこと。 ありぎりとは、出すべき札があるのに役札などで切ること。 間違い打ちとは、出すべき札があるのに違う札を出すこと。 7 役の「決め役」  1戦目に関係組が勝った場合、2戦目の決め役は1戦目にジョーカーを持っていた人が決めます。  関係組のもう一人から伏せて差し出された2枚のカードを見て決め、そのカードは見たら返します。  3戦目の決め役はその逆の人が決めます。(カードを差し出した(見せた)人)    役が終わると、まき役は右側の人になる。前回での席の移動は考えない。 8 じゅうろく・逆じゅうろくを宣言する場合  スコンクが成立した時の権利持ちが宣言すること。  その際、じゅうろくが成立するまで審判員が立会い、判定を行うので必ず審判員を呼ぶこと。  審判員が確認し問題ないと認定した場合に成立とする。  審判員が立ち会っていない場合は原則認めない。 9 競技中 2戦目、3戦目において、終了の合図が鳴った場合は、その終了まで一通り継続します。(2戦目で合図がなったときは2戦目終了まで) その時点での得点をカウントします。 ただし、1戦目で合図が鳴った場合は、その時点で終了となります。(得点はカウントされません。) 10 その他、会場での注意事項 ・しからないこと。 ・途中、棄権する場合、大会本部に名札を返し、途中棄権することを申請してから帰ること。 ・会場内、喫煙・飲食は堅く禁止します。 ・表彰式において、飛び賞などに該当していても会場内にいない場合は権利を喪失します。